光って見えるもの


















冬の夜に







街がきらきらする季節だ。





街の光に置いていかれないように、気持ちを切り替えないと、と少し焦る気持ちになる。





冬の夜は、寂しい。



寒くて暗い静かな夜は、街にとっては不気味なものなのかもしれない。





だから、街中に光を灯す。



寒くても、多くの人に訪ねてもらうために。寂しさを紛らわすために。














嬉しくって







子どもを連れて、街を歩いた。



街のあちこちにきらきらとした装飾がほどこされ、プレゼントのオブジェが置いてある。



それらを見つけては、嬉しくって走り回る。





今年はどうしようかな、と悩める大人をよそに、クリスマスの夜をとても無邪気に楽しみにしている。





サンタクロースは、どこかにいる。



どこかにいて、みんなのお父さんやお母さん、それぞれの家族に、子どもの欲しいものをそっと教えてくれる。



それをプレゼントとして用意して、こっそり子どもに渡すんだ。





サンタクロースの存在について、問われたときには、こう答えようと思っている。














あたたかい贈り物







プレゼントは、交換するものではなく、贈りあうものだと思う。





贈り物をすると、あたたかい気持ちになる。



贈り物をもらうと、あたたかい気持ちになる。





寒い季節に、贈り物をするイベントが多いのはそのせいかもしれない。





楽しく、あたたかい冬を過ごそう。
















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