猫とカメラ
尾道のこと。
ずっと行きたいな、と思ってた場所だった。
坂道、猫、港。それだけで行きたくなる条件がそろっている。魅力的な人もたくさん集まる。
千光寺周辺
猫には、千光寺に行く坂道の途中で会うことができる。といっても、ロープウェイで山頂に上り、坂道を下るのが定番のルートのようなので、それに倣う。山頂からは、尾道とその周辺の島々を眺めることができる。島が近くて川みたいに見える、というのは娘の素直な感想だ。こういう景色も珍しいのかもしれない。
猫は、探していると見つからない。でも、ふと目を脇に向けるとそこにいる。気まぐれな感じが好きだ。
やっぱりかわいい。猫。
猫の小道、という路地を通ると、福猫石という猫の描かれた石がたくさん置いてある。娘と一緒に猫石探し。高いところにある石まで撫でようとするので、怒られる。撫でるとご利益があるらしい。
坂の途中に、「みはらし亭」というカフェ+宿がある。古い古民家を再生した雰囲気の良いゲストハウスだ。休憩しようと思ったけれど、かき氷を食べたいという娘のリクエストに応えられず、断念。かき氷は、そこからさらに下ったところの「昇福亭」で。
ただ、娘はいちごのソースがあまりお気に召さなかった様子。坂道続きでかなり疲れているようだった。
お昼ごはんは、尾道ラーメンを。ここは、薄味、濃い味、ともにメニューにあるので、好みが分かれる場合には、オススメ。一本奥まった路地にあるので、混雑が少ないのもありがたい。
商店街
商店街を歩く。
新旧織り交ざった店が並ぶ。なぜかおもちゃ屋さんが多くて、娘がホイホイつられていく。途中にあるのはゲストハウスあなごのねどこ。ここにもカフェがある。
あなごのねどこの細い路地を抜けると、その庭に「本と音楽 紙片」さんがある。ここは、良質な本と音楽が置いてある素敵なショップ&ギャラリーだ。雰囲気も素敵だけれど、置いてある本も音楽も素晴らしい。
線路沿いにも素敵な個人店が立ち並ぶ。ステンドグラスの雑貨やアジアン雑貨、はちみつなど。
ちょっとした八百屋さんにも、港町らしいランプが。お店のおばちゃんたちが仲良くご飯を食べていた。
Onomichi U2
古い大型倉庫を大規模にリノベーションした複合ショップ。ゲストハウス、レストラン、サイクルショップ、雑貨屋、カフェと見どころがたくさんある。どれも、とてもお洒落だ。
一番奥は、宿泊施設になっている。自転車をそのまま土間に置いたまま、泊まることのできるサイクルホステルだ。泊まってみたいけれど、ずっと満室が続いているらしい。
ここでは、倉庫や海、ウッドデッキを背景に、写真を撮る人の姿が多い。
自撮りをする女子もいれば、本格的なカメラを持ったおじさんもいる。
尾道の街には、カメラを携えた人が多い。
圧倒的に女の子が多かったけれど、そうしたフォトジェニックな雰囲気に誘われたカメラ女子だけでなく、猫を撮るおじいさんもいれば、サイクリングも兼ねてカメラを持つ人もいる。
世代や性別に関係なく、それぞれ思い思いの写真を撮っているのがいい。
同じ町でも、違う切り取り方で、違う風景を撮っている。あの人のカメラにはどんな風に映っているんだろう、と思いをはせながらすれ違うのも面白いかもしれない。
尾道の旅行には、下記のかんろさんの写真もとても参考にさせていただいた。とても魅力の伝わってくる鮮やかな写真だ。僕の撮るものよりずっと尾道に行きたくなる写真ばかりなので、こちらも是非。
https://hiroshimagirl.goat.me/6lFiyHum
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